2月 15 2022
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人生100年時代、楽しみながら働く
『私にとって人との出会いが何よりも楽しみです。だから保険代理人の仕事を楽しみながらできるのです。』
東京都心の新宿で独立して13年目、保険代理店を続けるベテランのファイナンシャル・プランナーの河村昭代会員。御年すでに80歳。40歳からと遅いスタートを切った保険代理人は、どんな会話でも笑みを欠かさず話しかけてくれました。
お客様に教えられた営業術
河村会員は、デザインという全く違う業界から40歳にして保険会社に転職しました。当初の担当は東京随一の繁華街である銀座。銀座の会計士事務所を一軒一軒飛び込みで営業するのが、保険代理人としての最初の仕事でした。元来から人と出会い、人のことを知ることが好きだったと語る河村会員は、「人よりも経験を積んだ新人」の強みも生かして有力な会計士との出会いのなかで、当時は紹介の連鎖を得ることができたといいます。「私はお客様に営業のやり方を教えてもらうという幸運に恵まれてこの仕事を続けてくることができました。」と満面の笑みで話してくれました。
会社の破綻という最悪を経験
「会社の破綻というお客様にショックと損害を与えてしまう経験をしました。」河村会員は突然のニュースを聞いたその日から翌日までに、すべてのお客様に直接連絡をして事態を伝えたといいます。普段笑みを絶やさない河村会員が見せた真剣な表情は、お客様に対する心からの謝意の現れでしょう。その経験を経て、お客様第一主義をさらに徹底していく必要があると痛感したといいます。
MDRT日本会会長を経て独立
既にベテランの域に達しMDRT日本会でも会長を務めた河村会員は、さらなる活躍の場を求めて独立しました。「これまで扱えなかったいろいろな商品を扱えるようになると思って、かなり手を広げましたが、当初は随分苦労しました。」と語りました。河村会員は、多種の商品を扱うことがお客様第一主義につながる訳ではない、といいます。しっかりお客様と向き合い、話し合う時間こそが大切で、もしお客様に最適な商品を扱っていなければ、信頼できる別の保険代理人を紹介するといいます。
人生100年時代はチャンス
コロナ禍のなかで「人生100年時代を楽しむためのお金の勉強会」という一般の人を対象にしたセミナーを開催し始めたという河村会員。「人生100年という時代は保険業界にとっては大きなチャンスです。」と語る河村会員は、御年80歳の今も元気一杯です。「当然、楽しいことばかりではありません。この仕事は辛いこともたくさんあります。それでもやはり、人との出会いを楽しむことを何よりも大切にしています。」河村会員は40歳から始めたファイナンシャル・アドバイザーの仕事を、今も前向きに楽しんでいます。
Contact: MDRTeditorial@teamlewis.com